2009年8月20日木曜日

出来ない事、難しい事-車の運転編-

ブログのラベルに「出来る事、出来ない事」というのを設定している。話の流れの中でそうした事柄があったときにそのラベルを付け、後の検索に役立てようと考えている。

で、今回は、実生活の色々なシーン毎の出来ない事、難しい事なんかを列挙してみようと思う。もちろん、これらはリウマチ発症の前には「なんでもないこと(造作もない事)」だった。

今回のシーンは「車の運転編」。運転そのものもあるけど、乗降や車の操作(普通操作を意識したことってないと思うけど)に関わることを書いて見る。

キーを回すのは、結構大変だったりする。
ドアやイグニッションのキーシリンダーにキーを差し込む(これはそう難しくない)。キーを時計回りに回す動作を普通は右手でやると思うが、この時手首は外側に回る。この外側に回る動作が手首にとても負担となり難しい動作となる。特にイグニッションキーは重い。
脂汗を流しながら右手でキーを回すか、車に乗り込む前に左手でキーを回しエンジンをかける。(左手だと手首を内側に回す運動になる)
車のドアは重い。手首、肘、肩が痛いと車のドアの開閉が辛い。
車に限らず、最近のドアや扉は思いの外、重い。
腕力だけで開けようとすると思わぬ激痛に見舞われる。例えば、車のドアを外側から開ける場合、ドアノブに指をかけて肘肩を痛くない角度で固定し、身体を預けるようにして(この場合、後に倒れるように)体重を利用して開ける。
ドアを閉める時もかなり大変。肘、肩の関節が痛くて腕が伸びないことがある。なので、あまりドアを開けすぎるとドアハンドル(取っ手?)に手が届かない。乗り込む時からドアを閉めることを考えて、適度な広さに開ける注意が必要だ。で、そういった準備があって、ドアハンドルに手をかけて手首、肘、肩の関節の角度が変わらないように助手席側に身体を預けるようにしてドアを閉める。
乗降
足首、膝が痛い時の乗降はかなり辛い。
右膝に水が溜まって痛かった時は膝が自力で曲げられず、両手を添えて持ち上げるようにして車に乗っていた時期があった。
アクセル操作自体は「膝」はほぼ使わないので、運転そのものに支障(危険)は感じなかった。ブレーキはペダルの踏み替えがあり、膝が動くので意識的に早め早めになっていたと思う。

シートベルトも一苦労
シートベルトを引き下げて、固定先に固定する作業もなかなか大変だ。
経験的にリウマチで関節が痛い場合、特に身体の外側に動く動きをしようとするのが苦手(痛い)だと思う(先程のキーの回転もそうだけど)。
運転席に座って、シートベルトを引き出そうと右手を使おうとすると「痛い目にあう」(笑)。なので、左肩を身体と一緒に回転させて、左手を右肩越しにシートベルトを掴む。そして、身体の回転を元に戻すようにしつつシートベルトを少し引き出したら(この運動は左手にとっては外側に回転する運動になるので最小限の動きしかできない)、右手でシートベルトのバックルを持って、右手で固定先に差し込む。
次にシートベルトを外す時だけど、実はそれなりに大変だ。普通の人は左手を使うと思うけど、左手を使おうとすると左手(肘)は外側に回転する運動になると思う。これも痛い目に遭う。なので、右手を使うことになる。(シートベルトのリリースボタンだけど、あれって結構固い。手首、肘が痛い時はリリースボタンが押せず、思わぬところで拘束プレイを受けることになる)

ハンドル操作(たすき掛けなど、とんでもない!)
40肩(50肩)を経験された方には分かると思うが、ある高さから肘や腕が上げられないので、ハンドル操作の「たすきがけ」が出来ず、禁じ手である「送りハンドル」を多用することになる。
逆手ハンドルもあるけど、手首が痛い場合には自分の回したハンドルに「手首固め」を決められことに...
その他
関節が痛いので、腕が伸びずカーオーディオやカーナビなどの操作「つまみ」に手が届かないということもある。
もちろん、助手席側にあるダッシュボードの中からなにかを取り出すという作業は決死の覚悟が必要で、運転席側からやるくらいなら、車を止めて外から助手席側に近づき作業した方が楽な場合もある。

肩や肘が痛くて上がらない場合は、アームレストに腕が上げられないので長距離運転は疲れやすい。
と、まぁ自分が体験したのはこんな感じだろうか。(他にもあるかも知れない。思い出したら加筆することにしよう)

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