昨日は検査後極度の緊張などから解放された安堵感から疲れがどっと吹き出て寝てしまった。
入院後、最初の朝を迎える。脇腹(背中)からチューブが出ているのがうっとうしい。タンクには約350ccの胸水が溜まっている。昨日の検査中に350ccをバキュームしたので計700ccだ。身体に溜まる水としては、春先の膝の水が思い出されるがあれはせいぜい60cc程度のものだった。そういえば、膝の水も最終的にはリウマチによるものだろうということだったな。
食欲もあるし、この日の朝も飯が美味いのに自分でも軽くあきれておく。
検温は37.2℃で、昨日とほぼ変わらず。
ナースから今日の予定が伝えられる。午後からX線を撮り、その状況を確認してドレン(チューブ+タンク)が外れる可能性があるらしい。
それにしても時間がありあまるほどある。この入院期間中(ひょっとしたら2ヶ月)に山岡荘八の「徳川家康」(全26巻)を読破しよう思い図書館から1~4巻まで借りてきている。読む本には事欠かないハズだ。
ところが、病室ってところは不思議なところだと思う。身体をベッドに横たえていると眠くなるのだ。というか、知らぬ間に寝ている。
面白い本や楽しみにしているTV番組が放映中であっても眠れるのである(笑)。
そんなこんなで、眠気と戦いながら徳川家康を読んでいると15:00になってドレンが取れるとナースから聞く。
間もなくドクター登場。(ドレンタンクの胸水は350cc、増えていない。)
局部麻酔をされ、なにやらゴソゴソされる。息を吸ってぇ~、吐いてぇ~を2度ほど繰り返し、吐きのタイミングでチューブを抜かれる。なんだか良く分からないが縫合されたらしい。抜糸は1週間後という説明をナースから受ける。
ナースから「たしろさん、本当に昨夜は痛くなかったですか?」と聞かれたが痛くなかったものは痛くなかったので「ええ」と答えると「本当に、全然?」と聞かれたので「ええ、全く」と...まぁ、そもそもリウマチの方の関係でボルタレンを飲んでるしね(苦笑)。
チューブが外れるとかなり身軽になった。行動範囲が爆発的に広域化する(大笑)。
シャワーも風呂もOKだという。一応、防水のシールを貼ってくれたらしい。
せっかくなので、すぐさまシャワーを浴びに行く。やはり湯上がり後には「ビール飲みてぇ~」わけだが、当然ながら病院の売店に売っているハズもない。それでもなにか炭酸ものが飲みたくて売店に行ったり、とにかくじっとしていられない(笑)。
夕方、主治医の診察を受けるため外来に行く。
生検の結果は正式にはまだ出ていないが、典型的な結核および癌の症状?は見られなかったらしい。
生検の結果をまって(12/7月曜日)、いわゆるリウマチ肺であればステロイドを使って胸膜炎を抑えていくことになる。との見通しを聞く。
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