2009年10月21日水曜日

誰もが治りたいと願っている

自分自身の状態は「良い」というのは最近の口癖だ。嘘ではなく、良い感じだからしかたがない。

僕の場合、対リウマチの具体的な薬は「アクテムラ」が主力で、サポート的に「プレドニン」や「ボルタレン」ということになる。
しかし、それは今だから言えることで、いつだったか前にこのブログに書いたと思うのだが「痛みから逃れたい」ことから「ボルタレン(あるいは、ロキソニン)」の鎮痛剤が主力であるように感じていた時期もあった。

今、調子が良いのはこうした薬の効果があるのは疑いはない。しかし、今たまたまリウマチの活性のサイクルが小康状態になるサイクルにあたっているだけかもしれない。
油断は禁物だ。こういう時期にこそできることはなにかを考えねば。

まず、リハビリ運動。
痛いものを我慢することはない。痛くない範囲で痛くならない程度にやれば良い。無理は禁物。
そんな考えで、朝夜の歯磨きの時に腕を前に伸ばし静止10秒(できる範囲で5秒でも良い)。次に横に伸ばし同じく静止10秒。(こういう運動ができるのは、水歯磨きを使っているからだ。具体的にはガムを口に含み、くちゅくちゅする時間で運動ができる)
あとは、思い出したら手足の指を握って開く運動。
そして、散歩だ。僕は散歩を会社の昼休みに近所をぐるぐる回るようにしている。ただ歩いてはつまらないのでデジカメを片手になにか新しい発見はないものかと他人の家の庭なんかを覗きながら歩いている。

次は、普段の生活でできること。いわゆる生活習慣で良さそうなことをなにかしようということ。
僕の場合、MTXで肝臓が弱りやすいことがなんとなく分かったので、アルコールはやめた。たばこも良くないので禁煙実施中。
免疫ミルク(スターリーミルク)というのもリウマチと診断されてから飲むようにしているし、最近では「ノニジュース」なんてのも試している。

あとはナニができるだろうか...と
そこで、新聞で見た二つの本を買って読んでみた。ひとつは「免疫サイトカインでリウマチはこんなによくなる!」と「関節リウマチにすごくよく効く生活習慣」という本だ。

特に前者の本はタイトルを見た瞬間に「ビビっ」と来た。
サイトカインと言えば生物的製剤を使っている人ならすぐにビビっと来ると思う。キーワードはTNF-αとIL-6なんだけど、詳しくは面倒だから書かない(笑)。
この本の言うサイトカインは後者のIL-6についてをさし、IL-6の異常を「紅豆杉(こうとうすぎ)」で正常化させるというものだ。さわり程度だが、下記のような説明がなされている。
 長年研究されている紅豆杉では、北里大学の動物実験などで、消炎作用や行動障害改善効果が証明されていました。
 また、リウマチ患者さんの関節の腫脹を消失させ、疼痛を軽減する効果もあります。そこで、中島先生は、紅豆杉が炎症性サイトカイン、つまりは、間違った命令書を正常するのではないかと考えたそうです。
 中島先生は、リウマチに関与するサイトカイン「IL-6」について、臨床試験を実施しました。患者さんに、紅豆杉を一日18錠ずつ40週間服用してもらい「IL-6」の変化を調べたのです。
 その結果、「IL-6」が正常化しました。
IL-6に作用する生物的製剤に僕の点滴しているアクテムラがある。僕はこの紅豆杉でアクテムラから離脱できるのではないだろうか?と考えたワケだ。
で、紅豆杉を調べてみると、かの錠剤は「高騰スギ」ることが分かりました。
6粒×90包(約1ヶ月分)でざっと85千円です。アクテムラ(保険適用後)よりも高い。
紅豆杉のお茶もあり、こちらは約1ヶ月分で約1万円。これなら免疫ミルクをやめて、その代わりに始められるかもしれないと思った。

ところで、リウマチの進行に関与していると言われている主なサイトカインのもう一方のサイトカインTNF-αがあるが、これに作用する生物的製剤にレミケードがある。
レミケードでTNF-α、紅豆杉でIL-6を正常化すれば、リウマチからおさらばできそうな気がしてくるのは僕が素人だからだろうな。


さて、もう一方の後者の本であるが、こちらは「活性Ⅱ型コラーゲン」(サプリメント)を摂取し「免疫寛容」の仕組みを利用してリウマチの症状からおさらばしようというお話の本である。
色々な臨床例が書かれてはいるが、僕にはほとんど理解できない内容だった。
ちなみに「活性Ⅱ型コラーゲン」のサプリメントを調べてみた。
20日分で約7000円(どうして20日分という半端な日数なのか分からないな:苦笑)


で、どちらの本もリウマチ一般の話、推奨するサプリメントを服用した患者の成功例と成功のコメントが満載という似たような構成。しかも、リウマチ一般の話はほぼ共通項だから、この2冊を続けて読むとどっちの本にどういう内容が書かれていたかという個別的な内容は「紅豆杉」と「活性Ⅱ型コラーゲン」の違いでしかないような印象を受けた。


正直、リウマチが治るなら、そして経済的に許されるなら両方を試したいというのがリウマチ患者の本音だろうと思う。

リウマチが命に関わる病気ではないにせよ、不治の病と言われているのだ。関節に対するダメージ、それを表現する手足の写真を僕は直視できなかった。それは、将来の我が身かもしれず、その恐怖たるや患者でしか分からないのではないだろうか。

たとえは悪いかも知れないが、運命的な恐怖を持つ(あるいは、恐怖を植え付けた)ものに対して高価な壺や印鑑を売りつける商売と近似の嫌悪感を僕は感じる。

しかし、誠に悔しく、自分を卑しいとも思うのだが「もし、本当に治るなら」という希望を持ってこれらのサプリメントを試したいという気持ちがあるのも事実だ。
よくよく考えてみれば、今行っている現代医療による治療を受けているのも、事情は「この痛み」や「この恐怖」から逃れたい一心で行っているのかもしれない。

2 件のコメント:

北の大地 さんのコメント...

紅豆杉のことは良く分かりませんが、コラーゲンに関しては、福岡伸一「動的平衡」のp75-79に触れている部分があるので立ち読みしてみてください。私も食品と医薬品はやはり別物だと思います。
小康状態になってきて良かったですね。

たしろ さんのコメント...

To:北の大地さん
お久しぶりです。
正直いうと、自分の身勝手というかわがままというか、そのようなたぐいの話なんです。

つらい時は、辛さから逃れたい一心で「どんなことでも受け入れる」(具体的には高い薬でも。副作用のある薬でも)覚悟があったのですが、調子が良くなると「経済的に楽な、安全な、効果的な...」へ切り替えたくなっているだけなんだと思うのです。

なので、僕は恥ずかしいくらい、情けないくらい身勝手な話をしているんですよね。

教えていただいた本を探して立ち読みしてみます。調子も良いので、本屋をブラブラするのも楽しみになったんです(笑)。