2009年10月5日月曜日

思考の整理に時間がかかる

スッカリ秋本番って感じで、朝の冷え込みが堪えるようになってきた。
噂に聞いていたように冷えはリウマチの痛みが増すような気がする。まだ、これから冬を迎えるという段階なので、これくらいでヘコタレテはいられない。

体調は良い。
冷え込みによる身体への影響を考えずに状態を自己評価すると
かなり歩けるようになっている(長時間歩いても腫れ、痛みが出にくくなっている)
各関節の可動域が広がっている実感がある(特に膝、左肩、手首)
という具合に日常生活の中で自分がリウマチ患者であることを時々忘れるくらいだ。

とは言っても、ある一定量以上の動かすと痛いし、ある一定時間以上歩くと腫れや痛みもでる。まだ、疲れやすいとも言える。

先土曜日(10/3)の午後、父が来帯、僕の様子を見に来た。
ついでに、先日の関節リウマチの講演会でもらった資料をも持って来てくれた。その中にリウマチ友の会の「流」という会報誌のバックナンバーもあった。

リウマチ患者へのアンケートの集計を見ると患者の願いは、そう多くないことを再認識させられる。
有り体に言えば、
  1. QOLの向上
  2. 医療費負担の軽減
  3. 副作用の心配
と言ったところへ集約できるように見える。
生物的製剤の利用患者は全体の5%に満たない。

僕はアクテムラしか経験していないけど、生物的製剤は「1」について劇的に効果があると思う。しかし、この薬は異常を来した免疫を治してくれる薬ではない。
腫れ・痛みが治まり、関節の可動域が回復しつつあるが、この薬をいつやめられるかというよりも、やめても大丈夫なのかすら分かっていない。
すると途端に「2」が気になってくる。今のところ治したい一心だから「3」は全く考えていない。


たくさんの資料をもらったので、どれに書かれていたのか忘れてしまったけれど、米国の約900人の患者統計データによれば、リウマチ患者は健康な人よりも約10~15年余命が短いという結果が出ていた。
もちろん、余命に関する統計データだから、それは過去のことで、治療のすすんでいる今の状況は反映されていないと言える。
今までは、そう長生きしたいとは思っていなかったし、自分の寿命?についてあまり考えたことがなかったのだが、そういう結果を見ると自分の余命についてなにも考え無しにはいられないと思った。

男性の平均寿命を80歳とし、先の統計結果を反映させた自分の余命はあと15~20年しかない。
だったらどうしようかと思うのだが...気持ちの整理というか思考の整理ができないので、今は「分からない」。
でも、なにも考えなしに無為に時を消化するワケにもいかないなと思う。

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