僕は「私は関節リュウマチで当病院で治療を受けているものです。生物的製剤(アクテムラ)を使用していて、異常な発熱、嘔吐等異変があったときは「直ちに救急に来い」と主治医の指示を受けているのですが...」と反撃にでるが、「じゃぁこれ書いて!と症状を書く紙を渡される。
まぁ、この程度の反撃で萎縮していていては「命をやりとりする現場」では使えないだろう。その気の強さに免じて今回は負けておいてやる。
で、インフルエンザの検査(両方ともマイナス)結局23:00まで時間がかかったけど「とんぷく」を処方されて帰って来た。
翌日(11/24)、朝から並んで外来の受付をする。不思議なことに38℃の熱はなかったりする。
主治医に昨日のこと、現在の状態を報告する。
11/12以来胸膜炎に関わる外来での検査結果から、どうやらリウマチ性胸膜炎だろうという診断を受ける。一方、呼吸のドクターは結核性胸膜炎の可能性が高いという診断で12/2に検査の為に入院することにしている。どうせ、主治医はそのまま帰してくれないでしょうから「入院治療の覚悟は決めています」と申し上げておいた。
主治医の表情は少し緩み少し安堵したように見えた。主治医が入院治療を進めるのは、その方が効果的な治療が可能であり、すなわちそれは患者である僕自身の為になることなのだ。
僕はそれを知っていて、四の五の言いながら逃れ続けて来た。しかし、もう逃げも隠れもしないので12/2まではなにがなんでも持たせて欲しいと希望を伝える。
で、前日の熱だが「リウマチによる発熱」だとの診断。そういえば、治療開始間もないころ痛み止め(ロキソニンやボルタレン)を服用しながらでも37℃を超える熱は普通だった。
最近は痛み止めを朝の一回だけの服用にしているので、夜に発熱したのだろうという説明だった。
また、胸膜炎の原因について、どっちとも取れる(結核性、リウマチ性)数字であり、それが為(鑑別の為)に検査するのだという説明だった。
今日の採血に結果によれば「アクテムラが隠していた結果が浮き彫りになった」とのことで、あらゆる数字が主治医に診てもらった初期(今年の5月の末頃)のころの数字に近似しているという説明を受けた。
特に注目したいのは肝機能の状態を示す数値で、現在リウマトレックスを服用していないにも関わらず、今日の結果は悪化している(標準値を超えている)。従って、診療初期の頃に肝機能に副作用が出たと思い止めた免疫抑制剤が使えそうだとのことで、これでやっと入院後の治療方針が見えて来たと自信満々の表情を見れたのは僕にとって一番嬉しいことだった。
ザックリとした治療方針を聴き、その期間は2ヶ月程度だという。1ヶ月でやっつけて欲しかったのは山々だがかかるものはかかるので、お任せします。とお答えした。
で、12/3の夕方の時間帯に診療予約を取られた。
現在の体調の主観的な状態を書けば、各関節の渋さのようなものは日に日に増して来ているが、ボルタレンとプレドニン(10ミリ/日)が効いている時間帯はすこぶる快調であったりする。
深呼吸したり、身体をねじる運動をするとやや違和感(胸水の影響と思う)のあった胸の状態も、特に気にならない状態だったりする。
12/2は胸腔鏡検査なので脇腹に穴を空けられる。考えただけで「痛い」ので、もし空けずにすむなら空けたくない。胸水がたまっていなければそんな検査は必要ないだろうと検査を「バックれたい」気持ちで一杯。
そんな気持ちを吉田さんにメールしたのだが、検査は原因を突き止める為にやるものであることを諭される。確かに原因についての診断が確定しないことにはリウマチの治療にも支障がでるであろう。
今では「来るなら来い!」(むしろ自分から行くのだが:苦笑)と開き直っている。
ところで、今回の採血の結果でCRPが22を超えていた。過去の記録は19台だったので、自己記録更新だ。
22もあるのだが、特に痛くてどうにもならないという、今年の春先(初夏のころ?)とは全然違う体調なのが救いだ。
やはりM度を養って来た成果がここで生きてくるのだろうか。
あ!
胸腔鏡検査の時にも養ったM度を思いっきり発揮したいと思ったり、思わなかったり。
追伸:
救急外来の受付嬢の対応であるが、あれで正しいことが分かった。
僕がアクテムラを始める時に受けたオリエンテーション配布された資料に
「異常があった場合、アクテムラを使った治療を受けていると告げ、電話をしてから救急外来を訪れること」と注意書きがあった。